山口先生のコンタクトお悩み相談所

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カテゴリー: 目の健康の悩み

紫外線は目にもよくない?ケア方法と対策方法をご紹介します。

冬が終わり3月を過ぎてくると、だんだん紫外線が強くなり、日焼け止めクリームなどを塗って肌のケアをしますよね。実は、紫外線の影響を受けているのは肌だけではありません。目も紫外線の影響を受けており、対策やケアが必要になります。

目も日焼け?気を付けなければならない理由とは

肌や目に紫外線が当たることは、免疫機能など必要なことではありますが、必要以上の紫外線は体に良くありません。それは、肌だけでなく、目にもダメージを与えてしまいます。痛みや充血、涙が止まらない、目がしょぼしょぼするというのがその例です。「雪眼炎」という症状の一つで、紫外線によって引き起こされる表層角膜炎という目の障害です。紫外線を浴びて数時間後に症状が出るのも特徴です。

その症状を放置していると、「結膜炎」を引き起こしてしまいます。結膜炎になると白めの部分が赤く充血してしまいます。さらに、紫外線によるダメージが長期にわたって蓄積してしまうと、「白内障」や「翼状片」、「黄斑変性」など、様々な病気を引き起こし、手術が必要になったり、最悪失明してしまいます。

紫外線で傷ついた目のケア方法は

外出して帰ってきた後、目に痛みや充血が見られたら、目を休めましょう。その際、タオルなどで目を冷やすことも効果的です。症状が治まるまでゆっくりと休みましょう。

炎症を抑える目薬も効果的です。紫外線用の目薬も販売されているので、そういったものを使って傷ついた目を回復させましょう。

目の健康に良い、食材を摂ることも重要です。紫外線によってダメージを受けると、体内に「活性酸素」が発生します。活性酸素が増えすぎると日焼けの原因になってしまいます。その活性酸素を除去させる働きがあるのが、「ルテイン」と呼ばれる栄養素です。ルテインは緑黄色野菜に多く含まれており、体内の水晶体や黄斑部にも存在します。しかし、ルテインは体内では作られないため、普段から食事の中で摂取し、補っていくことが大切です。他にもビタミンやミネラルなど、目の健康のために必要な栄養素があるので、バランスよく食事の中で摂取していくことが大切です。

目を紫外線から守るために、できる対処法は?

目を紫外線から守るためには、目に紫外線を当てないようにすることです。日陰に入ったり、日傘や帽子を被ることも効果的です。また、サングラスも効果的ですが、サングラスだけだと、目とサングラスの隙間から紫外線が入り込んでしまいます。また、目の構造上、横から入ってきた光は角膜で屈折し、一点で集中してしまいます。なので、サングラスは帽子や日傘と合わせて使うと効果的です。

今では紫外線をブロックするコンタクトレンズもあります。紫外線をブロックするコンタクトレンズがあれば、隙間が少なく、紫外線から目を守ることができるのでおすすめです。サングラスと目の隙間から入ってくる紫外線をカットできるので、サングラスとの併用もおすすめです。紫外線をカットするコンタクトなら、クーパービジョンの「ワンデーバイオメディックスEV」がオススメです。紫外線ブロック加工が施されており、強い日差しから目を守ることができます。加えて、角膜に酸素を最大限通すことができるスマートシリコンという素材を使用しているので、目にも優しく、ワンデータイプなので衛生的です。また、クーパービジョンでは、他にも紫外線をブロックできる加工を施したコンタクトレンズがあります。
紫外線をブロックするコンタクトを販売しているクーパービジョンの通販ショップ

紫外線に当たり続けることは、目にとって良くありません。コンタクトレンズなどで紫外線対策をしっかりとして、お出かけなどを楽しんでくださいね。

ドライアイと感じたときの対拠方法

目の不快感や乾き、かゆみや痛みなど、これらの症状を感じる人はドライアイかもしれません。症状の原因は、目の乾き以外にも、コンタクトレンズの装着や疲れ目、空気の乾燥や生活習慣などのさまざまなことが考えられます。一過性の症状であれば、市販の目薬を使用することで症状が和らぐことがあります。目薬を使用しても色んな症状がよくならなくて長引く場合は、眼球の表面に何か障害が起きている可能性もあるため、専門の眼科できちんと症状を診てもらった方が良いでしょう。放っておいて症状が悪化することもあるかも知れないので、早めに専門家に診てもらうことをおすすめします。

眼科によるの主な治療法は、眼球を潤す点眼液によるものが多いです。点眼液には高い保湿効果を得られるヒアルロン酸が配合されているのがほとんどです。その他にも、就寝時の乾燥を防ぐためや、眼球の油分を補い、すべりをよくする眼軟膏が処方されることもあります。それでも効果があらわれない場合、ドライ専用のメガネを使用することを指導されることもあるようです。専門のメガネを装着することで、涙量の排出量を減らす効果があります。眼球の表面に涙をためて、の排出量を減らし、目の表面に涙をためて、涙点を涙点プラグで閉じるという治療方法になります。

充血してしまう原因と充血した目を治すには?

鏡を見た際に「目が赤くなっていた」ということがある人は多いでしょう。
人から「目が赤いよ」と指摘されることもあるかもしれません。
目の血管は細いので外からはわかりにくいのですが、血管が膨らむと目立つようになり、目の表面が赤く見えるようになります。

目が充血する原因は、目にゴミが入ったり、コンタクトレンズの調子が悪いなどの外部からの刺激によるもの、パソコンやスマートフォンなどを長時間使用したことによる眼精疲労、寝不足、アレルギーや感染症による結膜炎、ドライアイといった病気などが考えられます。

また、アルコールを摂取した場合にもおこる症状でもあるので、普段の生活の中で「目が赤くなる理由がなかったかどうか」を振りかえってみることです。

原因によっては自然治癒することもありますが、症状が数日間続く場合には、眼科を受診するのがおすすめです。

医師が患者の症状に合わせて、眼の炎症を抑える点眼薬や内服薬を処方してくれるでしょう。

処方された薬の使用とともに、バランスの良い食事、良質な睡眠を心がけることも大切です。ストレスも体の様々な不調をもたらすので、体を積極的に休めたり、ストレスをこまめに発散できるようにしましょう。